黒豆で味噌作り

本日はコトコトファームの味噌作り体験イベントをご紹介します。
講師はファームマスターの古東篤さん。
有機肥料と無農薬にこだわった野菜は地元でも好評。常陸大宮さんちの教育旅行の講師でもあります。

 

 

大釜のある風景

 

田舎のほとんどの家にある大きなお釜。これで大豆を炊きます。
原料の大豆は黒と茶の二種類、どちらも有機無農薬栽培です。
昔は、赤飯を炊いたり、もち米を蒸したり、このように大豆を炊いたりと色んなことに使ったのでしょう。今では使う機会も減ってしまいました。

 

味噌作りと同じくらい楽しい農場見学

 

炊き上がるまでの時間は、コトコトファームの見学へ。
農薬を使わない栽培は手間がかかるもの。雑草は人の手を使って抜き、虫はトンネルで守り、そして常陸大宮は4月でもまだまだ寒く、温度をとるためのビニールやマルチも欠かせません。
一年を通して多品目栽培をしている古東さんの農場は、いつも賑やか。
虫が急に飛び出て子どもはビックリ、あそこの野菜はなんだろうとみんなワクワク。

 

味噌作り

 

親指と小指で潰せるくらいの軟らかさになればOK。

 

大豆を潰します。

 

予め混ぜておいた麹と塩と、潰した大豆を良く混ぜ合わせます。
材料の比率は、[ 生大豆10:麹10:塩4~4.5 ] とのこと。
大豆が手で持てないくらい熱いうちは、冷めるまで待ちましょう。

 

そして野球のボール大くらいに握り、貯蔵の樽に勢いよく叩きつけるように投げ込みます。
空気が入らないようにするためだそう。

 

表面を平らにして、ラップで表面を覆います。
フチの隙間には塩を振り、空気に触れないように。
出来上がりは今年の12月頃。
直射日光が当たらず、湿気がなく、温度変化の少ないところで貯蔵します。
冷蔵庫では発酵が進みません。
都会だと、夏の管理がちょっと大変そう。

 

面倒?それとも感動?

市販のお味噌が簡単に変えてしまう時代。
大豆の種を播いて収穫まで約半年。
煮詰めて、潰して、混ぜて、半日。昔は近所の人が集まって何家族分もの味噌を一緒に作ったそう。

それから半年以上発酵させて、ようやく完成。足掛け一年を超す大作業です。

失敗したら全ての苦労は水の泡。でも成功したときの喜びは格別。

 

味噌作りを、面倒と感じるか楽しいと感じるか、みなさんはどっちでしょう?
普段と違ったそんな感情と向き合うのも非日常の貴重な体験です。
疲れた生活の憩いのひととき。

是非、常陸大宮に遊びにきてくださいね。

 

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