Share Seeds

ShareSeeds

 

Share Seeds とは

自家採取した種や、購入したけど使い切れなかった種を、みんなで分け合うのが「Share Seeds」です。
種を封筒に入れ、封筒には種の名前や播き時期などを書いて、「タネBOX」に置きます。
その種は誰でも自由に持って行くことができます。受け取った人は畑やプランターで育てて、そこで育った種をタネBOXに持って来ます。
種がまったく知らない人のところに広がっていき、知らない人同士が種を通して繋がっていきます。

 

昔は当たり前だったShare Seeds

種は農家にとって生活の源とも言える、命と等しく大切なものです。
人類が農耕生活を営み始めてからごく最近まで、農家の間では日常的に種の交換をしていました。
けれど今では種の交換はなくなり、私たちが普段口にしている野菜のほとんどが種苗メーカーによるF1種(一代交配種)です。
F1種は人為的な掛け合わせによって誕生した一代限りで形質が保証される種です。食味が安定し大量生産にも向くことで、農家や消費者にとっては好まれ、市場の99%を占めるまでになりました。
農家で何世代にもわたって自家採取してきた固定種の野菜は、ほとんど流通しなくなりました。

 

Share Seedsをする理由

F1種の野菜が市場にあふれることにより、遺伝子多様性は大幅に失われました。
遺伝子の多様性が失われるとは、環境の変化や病気に対して脆弱になることを意味しています。
  
1845年から1849年にかけ、ヨーロッパではジャガイモの疫病が大発生し壊滅状態になりました。食料の多くをジャガイモに依存していたアイルランドでは人口800万人のうち100~150万人が餓死したといいます。
当時のヨーロッパでは収量の多い品種に偏って栽培されており、遺伝子多様性がほとんどありませんでした。そのため、菌の感染がそれまでにないほど広がりました。
ジャガイモの原産地のアンデス地方では、ひとつの畑にいくつもの品種を混ぜて栽培する習慣が伝統的に存在し、これが特定の病原菌の蔓延を防いでいたそうです。
  
増大する人口を支えるため、F1種の存在はなくてはならないものでしょう。
その一方で、遺伝子多様性を守ることは、環境の変化や病気への重要な対抗策でもあります。
Share Seedsは、種に生来備わっている生き抜く力(遺伝子)を守るための活動です。
  
関連サイト:Share Seeds