簡単!炭やき体験

人の生活に密接な炭。

農家の人にとっては、土壌改良や燃料に。

都会の人にとっては、消臭や浄水に。

 

そんな身近な炭、どうやって作っているのでしょうか?

炭を作る基本原理は、燃やしつつも空気と結合できない状態にすること。

本格的にたくさん作るとなるとそれなりに大変ですが、少量であれば簡単に作ることができます。

 

本日は空き缶で作る、とても簡単な作り方をご紹介します。

 

道具、作り方

 

使う道具は、スコップ、ライター、マキ、着火剤(杉の葉)、軽量ブロック、クッキーの缶。

用意した素材は、爪楊枝、鉛筆、割りばし、杉の葉、杉の種子、竹。

マキも杉の葉も宿の裏山から取ってきたもの。素材も燃料も周りに溢れています。

 

少し穴を掘って、周りを軽量ブロックで囲みます。そして、軽量ブロックの上に素材を入れたクッキーの缶をのせます。

 

あとはフタをして火をつけるだけですが、マキに火が付くまでは気が抜けません。

団扇で空気を絶えず送ることが肝心です!

火の前はとても暑く、汗がだらだら。地元の人が「炭作りは冬にやるもんだよ」と言っていた意味がよく分かります。

 

煙が出なくなったら火を止めます。

煙が出なくなったタイミングが炭化の合図です。

だいたい1時間くらい燃やしました。

竹の炭化に時間がかかったのでしょう。竹がなければ30分くらいで終わります。

水分が同程度のものを組み合わせて入れるのが効率良く炭をやくコツです。

 

ここですぐに蓋を開けてはいけません。酸素が入り燃え上がることがあります。缶が十分に冷めるのを待ちそっと開けましょう。

 

炭の完成!

 

綺麗に出来上がりました。

 

これは楊枝。

 

鉛筆。

 

杉の葉と種子。

 

竹。

 

栗。中までしっかり炭になっています。

 

今回作った炭は、宿の玄関に飾っておくことにしました。

 

茨城県北部に位置する常陸大宮市は、関東平野と関東北部山地の境にあります。平野部では農業から食を学び、中山間地では森林資源を中心とした自然の恵みを体感することができます。

 

作った炭はお持ち帰りになり、ご自宅でお使いくださいませ。

モノができる仕組みを知る喜び。自分で作ったモノが家で役に立つ喜び。子どもたちの貴重な体験になることでしょう。

常陸大宮さんちの田舎体験教育旅行はいかがでしょうか?

 

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