常陸大宮市とパラオ共和国
みなさん、パラオ共和国という国をご存知ですか。
フィリピンの南東に浮かぶ島々、人口2万人ほどの国です。
常陸大宮市は、2020年東京オリンピックパラリンピックのパラオ共和国のホストタウンになっており、今、常陸大宮市では研修生を受け入れています。
節分を体験したり、和紙作り・和紙すきを体験したり、漆塗りをしたりと、常陸大宮市ならではの体験、日本の文化を学びながら、オリンピックのときには選手団のサポートをするそうです。
その研修生の体験の一環として、常陸大宮さんちの農場にも来ていただきました。
サツマイモの収穫 ~ イモ洗い
ケネリー君です。
昨年の11月にはサツマイモの収穫作業と、甘藷洗い機でのイモ洗いをやってもらいました。あっという間に洗える機械の力にびっくりの様子。
パラオでサツマイモはあまり見かけないそうです。代わりというわけでもないでしょうが、タロイモをたくさん作っているそうですよ。
干しいも作り
そして今月は干しいも作りの体験に来ていただきました。
茨城、サツマイモ、と来れば、次は「干しいも」でしょう!
ケネリー君とシェナさんです。
サツマイモを貯蔵している洞窟にもご案内。
常陸大宮市ではかつて金が採れました。そのときの横穴です。
常陸大宮市には「盛金」「玉川村」など鉱物に関係する地名も多く、金・硯・メノウなどが採れたそうです。
「今でも河原に行けば、何か見つかるかも!?」
と言っている人もいます。
研修生と話をして分かったのですが、パラオと日本の関係の始まりは第一次世界大戦後の委任統治領時代。
その関係から日本語がそのままパラオ語になっているものも多いそうです。「ニキビ・大丈夫」などは、日本語と同じ意味で使われているそう。
常陸大宮市とパラオ共和国との関係。せっかくの関係をオリンピックで終わらせたくはないですよね。
何でもいいので、いずれビジネスとしてのお付き合いもできれば、より深い関係に。そんな国際的な常陸大宮市に。
また一つやりたいことが増えてしまいました。