農業研修 – ナス農家の一日
常陸大宮さんちでは農業研修の受け入れを行っています。
遠方にお住まいの方でもご安心ください。農業研修であれば、私たちが運営している宿に無料で宿泊し、その宿を拠点として周辺の複数の農家で農業研修・農業体験を受けることができます。
今日はその農家の中の一つ、ナス農家、大貫さんの一日の作業の様子をお伝えします。
午前は露地栽培へ
農園主の大貫寛一さんです。
ナスを専門に、夏から初秋は露地で、晩秋から春にかけてはハウスで栽培しています。
常陸大宮市には奥久慈ナスというブランドナスがあり、市内のナス農家の多くは奥久慈ナスを栽培しています。
午前中は収穫を中心に作業を行います。パートさんを2人雇っており、3人体制での収穫作業です。
休憩もしっかり。
パートのおばちゃんがお菓子の差し入れを配っていました。
「社長!」と呼ばれていた大貫さんは、とても慕われているよう。
収穫の後は、出荷の規格別に選果作業です。
収穫作業を一通り終えて、時間が余っていたら、剪定作業をします。
「一果切り戻し」と呼ばれる方法で剪定します。
側芽で、ナスの実がなっている枝より先は、葉1枚を残して切り落とします。
ナスの実より下は、主枝に一番近い脇芽を残して、他の脇芽は切り落とします。
初心者がやると、どの枝がどうなのか分からず、確実に手が止まります。
午後はハウス栽培へ
午前中の圃場から場所を変え、午後はハウスへと移動します。
まずはスーパー向け商品の袋詰めから。
次に肥料散布です。
肥料の重さは1袋20キロ。この袋の重みは実際に持ち上げてみないと分かりません。
研修で学べるのは、作業内容だけではなく、このような体への負担も。
苗の定植用の穴を掘ります。これが今日の最後の作業になりました。
ハウスのナスは露地ナスが終わる10月下旬~11月上旬には収穫ができるようになります。
仲間を増やしたい
常陸大宮の農業の規模は年々縮小しています。それは私たちにとって寂しいこと。
1人ではできないことも、仲間が集まればできるようになります。1人でやっていると苦しいだけの作業も、仲間と一緒だと楽しくなってきます。
大貫さんは多くの仲間と一緒に地域を盛り上げていきたいと仰っていました。
茨城県北部に位置する常陸大宮市は、関東平野と関東北部山地の境にあり、農業に適した平野と山の産物の両方を持っています。
農業の興味がある方、常陸大宮さんちで農業研修はいかがですか?
ご連絡を心よりお待ちしております。