農家間の助け合い
春になりましたね。
草木も伸び、虫も動き出し、農家も活動的になる季節です。
本日お伝えすることは、農家間の助け合いの一コマ。
自分の手が空いているときは相手の畑の手伝いに行き、代わりに自分が忙しいときには手伝いに来てもらいます。
仕事を手伝いながら、違ったやり方を学んだり、情報を交換し合ったり。
また、手伝いのときは、農園主としての重圧から解放され、土いじりが好きな一人の人間に戻れる瞬間でもあります。
水路作りのお仕事
この日は、自然的な農法でお米作りをしている方のところへお手伝いに。
昔の人は、少しでも農地を広げたい一心で、田畑を山へ山へと広げていきました。山あいの田んぼでは、山水が田んぼに流入してしまい、稲刈りのときにいつまでも水が抜けません。
そんな悪い田んぼの改善お手伝い。水はけをよくするため、田んぼの周囲に排水路を掘ります。
スコップで堀作り。普段は使わない筋肉。
水路が開通し、水が流れていく様子を眺めていると、子どもの頃の砂場遊びが思い出されます。
「あ~、大人になっても子どもの頃とやっていることは同じだぁ。子どもの頃と違って、だいぶ大きな水路になったけどね」
と農園主の友人。
仕事を遊びのように感じられるようになれば、それはまさに天職と言えるのではないでしょうか。
ナスの収穫のお仕事
あるときは、ハウス栽培のナス農家へ。
最近の春は一気に気温が上がります。急に大量結実。あっという間に繫忙期に突入していました。
何回かお手伝いに行っているうちに、剪定の腕も、ナスの選別の腕も、かなり上達していたようで、作業をテキパキとこなす様子を見て、
「すっかり農家だね~」
と農園主の友人よりお褒めの言葉もいただきました。
そして帰りには大量の規格外ナスのお土産もいただき、満足。
そして本業のサツマイモのお仕事(は少しだけ)
今は苗作りの真っ最中です。
毎日、ハウスの窓を開けて、水を撒いて。
(4月9日)
(4月11日)
(4月13日)
5日でこれくらい成長しています。
他の農園の手伝いでいつも思うことは、協力して仕事をすることは楽しいし、効率も良いということ。
おまけに感謝もされて、自分の仕事以上に気分よく終われます。
多くの協力が生まれる常陸大宮市にしたいですね。