サツマイモ畑を眺めて、感じて

長い梅雨空・曇り空が続いていましたが、ようやく夏がやってきましたね!

常陸大宮さんちの冬の「ほしいも」に向けて、サツマイモは着々と成長しています。

植え付けを始めたのは5月17日。5月は雨が少なく、植え付けた苗が枯れそうでヤキモキしていましたが、梅雨に入ると今度は一転の日照不足。

 

日照不足のせいでしょうか、去年の同じ時期と比べると少し生育が遅いように思えます。

農家であれば生育は気になるもの。気にしなくなったらおしまいです。

ですが、自然相手にピリピリ神経を尖らせないのも農家というもの。ピリピリしている間は二流と言っている人もいます。

 

4種類のサツマイモ

 

今年植えたのは4種類です。

ほしいも用の紅はるか。

市場出荷用の紅東。

どこかで必ず需要がありそうな、オレンジ色のハロウィンスイートとあやこまち。

 

植え付け直後

 

5月の後半は暑い日が続きました。

「こんな暑い日に植えてごめんよ」

と申し訳ない気持ちに。

農業は自分の中にある優しさを呼び覚ます仕事とも言えるようです。

育たないと困るという商売上の事情もありますが、それを差し引いても生命への特別な感情は他の職業には負けません。

 

黒マルチの上で、葉が干からびてしまった苗も。これは植え直しです。

 

葉は枯れても茎が萎れていなければ持ち直します。サツマイモはたくましい。

 

6月下旬

 

日照不足でも、この時期のサツマイモはしっかり成長していました。イモが育つ9月~10月も同じように日照不足だとどうなるか分かりません。

 

7月中旬

 

同じ条件の畑でも、生育はまちまち。

苗の植え方が浅く、日照りのときに枯れてしまい生育が遅いのかもしれません。肥料が均一でないのかもしれません。苗も一つ一つ違う生き物、そもそもの苗の性質の違いかもしれません。

畑の眺めながら、そんな考えを巡らせているときは、とても幸せな時間です。

 

ここまで成長すると雑草に負けてしまうことはありません。あとは収穫を待つだけです。

 

秋の収穫を一緒にやりませんか?

 

(昨年の様子)

 

常陸大宮さんちでは10月から11月にかけて、収穫のお手伝いで冬の常陸大宮お土産をもらっちゃおう体験を企画しています。

3日から1週間程度の収穫のお手伝いで、常陸大宮の冬の野菜を郵送でプレゼント。その中には収穫したサツマイモから作る「どうくつ熟成のほしいも」も。

収穫のときには、植え付けとはまた違った喜びを感じることができます。

 

秋の収穫を一緒にやっていただける方、詳しくはこちら